東京でSEOコンサル会社を探しているものの、「どの会社に依頼すればいいのかわからない」と悩んでいませんか。
各社のWebサイトには「SEO支援実績が豊富」「検索順位1位を多数獲得」「自然検索流入が前年比300%に増加」など、魅力的な実績が並んでいます。
しかし、実績が豊富なSEO会社に依頼すれば、自社でも成果が出るとは限りません。
SEO会社によって得意領域は異なりますし、同じ会社でも担当するコンサルタントの経験や判断力によって、支援の質が変わることがあります。
知名度や実績数だけで比較しても、本当に自社に合う会社を見極めるのは難しいのです。
本記事では、東京に拠点を持つSEOコンサル会社13社を、それぞれの得意領域や特徴とともに紹介します。
ただし、単におすすめ企業を並べるだけではありません。
大切なのは「どのSEO会社が優れているか」ではなく、「どのSEO会社なら自社の課題を解決できるか」です。
そのために、SEO会社の選び方から、費用や提案内容の評価方法、商談で確認すべき質問まで具体的に解説します。
読み終えたときには、自社がどのようなSEO会社に相談すべきか、候補企業の何を比較し、どう判断すればよいかが明確になるはずです。
本記事は、SEOコンサルティングの実務に携わる株式会社ピクシスのSEOプロフェッショナルの知見をもとに制作しています。
SEO支援の現場では、会社の知名度や過去の成功実績以上に、担当者の専門性、課題に対する理解力、施策の実行体制などが成果を左右する場面を経験します。
だからこそ、本記事では、SEO会社が公表している実績やサービス内容だけでなく、SEOのプロが実際に発注先を選ぶなら何を見るのかという実務的な視点を重視しています。
SEO会社選びで後悔しないための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
東京でSEOコンサル会社を選ぶ前に、最低限知っておきたい5つのこと
SEO会社を比較する前に、知っておいてほしいことがあります。
それは、SEOコンサルティングの品質が、企業のWebサイトに掲載されている情報だけでは判断しにくいということです。
料金、支援実績、サービス内容は比較できます。しかし、実際の成果に大きく関わる担当者の力量や戦略の質は、契約前に意識して確かめなければ見えてきません。
ここでは、会社選びで特に見落としやすい5つの視点を紹介します。

会社の知名度より「実際に誰が担当するか」を確認する
大手のSEO会社には、豊富な実績や組織的な支援体制があります。高度な専門人材が複数在籍していることもあり、大規模プロジェクトでは大きな強みになるでしょう。
ただし、会社の実績と、実際に自社を担当するコンサルタントの実績は同じではありません。
例えば、SEO支援実績が1,000社ある企業でも、契約後に担当する人が経験豊富なベテランとは限りません。反対に、規模が小さい会社でも、経験豊富なコンサルタントが自ら分析や戦略設計を担当するケースはあります。
SEOには一定の定石がありますが、すべてのサイトに共通する正解があるわけではありません。
検索順位が低下しているとき、それがコンテンツの問題なのか、サイト構造の問題なのか、競合環境の変化なのか。原因をどう捉えるかによって、取るべき施策は変わります。
この判断を行うのが、実際の担当者です。
そのため、契約前には次の点を確認してください。
- 実際に担当するコンサルタントは誰か
- SEOの実務経験は何年あるか
- 過去にどのようなサイトを担当したか
- 分析や戦略設計は本人が行うのか
- 現在、何社程度の案件を担当しているか
営業担当者の説明だけで契約を決めず、可能であれば実際の担当予定者と面談することをおすすめします。
「どの会社に依頼するか」と同じくらい、「誰に依頼するか」を重視する。 これだけでも、SEO会社の選び方は大きく変わります。
「SEOに強い会社」ではなく、自社サイトに強い会社を選ぶ
SEOの専門性は、一つではありません。
例えば、同じSEOコンサルティングでも、サイトによって必要な知識や経験は異なります。

例えば、BtoBのSaaS企業がSEOで商談を増やしたい場合、商品ページが数百万あるECサイトを改善した実績が、そのまま強みになるとは限りません。
逆も同様です。
コンテンツSEOで多くの成果を出してきた会社でも、複雑なデータベース型サイトのインデックス問題に対応できるとは限りません。
SEO会社の実績を見るときは、「どの業界を支援したか」だけでなく、「どのような構造のサイトで、どのような課題を解決したか」 を確認しましょう。
自社と業界が異なっていても、サイト構造や課題が似ていれば、過去の経験が活きることがあります。
「月○記事」ではなく、その施策を行う理由を見る
「毎月10記事を制作します」
「100キーワードを対象にSEO対策を実施します」
SEO会社からこうした提案を受けることがあります。施策の内容が具体的で、何をしてくれるのか分かりやすい提案です。
しかし、それだけで契約を判断するのは早いでしょう。
記事を10本制作することは、目的ではなく施策です。
本来、先に考えるべきなのは、なぜ今その10記事が必要なのかということです。
例えば、検索流入は十分あるのに問い合わせが少ないサイトなら、新規記事を増やすより、既存記事からサービスページへの導線を改善した方が成果につながるかもしれません。
また、主要ページが検索エンジンに適切に登録されていないサイトであれば、記事制作より技術的な改善が先でしょう。
反対に、サービスページの品質に問題がなく、競合と比較して検索ニーズへの対応が不足しているなら、新しいコンテンツの制作が有効かもしれません。
同じ「月10記事」という施策でも、妥当な場合とそうでない場合があります。
見るべきなのは、施策の数ではありません。
「なぜ今、この施策を優先するのか」を説明できるか。
その理由が自社の事業目標や課題と結びついているかを確認してください。
SEOコンサルに「実装」まで含まれるとは限らない
SEOコンサル会社に依頼すれば、SEOに必要な施策をすべて実行してくれる。
そう考えている場合は、契約前に支援範囲を確認する必要があります。
実際には、SEOコンサルティングの提供範囲は会社やプランによって異なります。
ある会社はサイト分析と改善提案までを担当し、実装は発注企業のエンジニアが行います。別の会社は記事制作まで対応していても、CMSへの入稿や公開は対象外かもしれません。
SEOでは、優れた提案があっても実装されなければ成果につながりません。
特に注意したいのが、大規模サイトの技術SEOです。
URL構造の変更やページテンプレートの改修など、開発を伴う施策が必要になったとき、誰が実装するのか決まっていないとプロジェクトが止まってしまいます。
契約前には、少なくとも「分析」「戦略設計」「改善指示書の作成」「記事制作」「サイト改修」「効果測定」のうち、何が含まれるのかを確認しましょう。
自社に実行できる人材がいない場合は、提案だけでなく実装まで支援できる会社を選ぶ必要があります。
「SEOをやらない方がよい」と言える会社も選択肢に入れる
SEO会社に相談すれば、基本的にはSEO施策の提案を受けることになるでしょう。
それ自体は自然なことです。ただし、企業のマーケティング課題が、必ずSEOで解決できるとは限りません。
例えば、検索需要がほとんど生まれていない新しいカテゴリの商品であれば、まず広告やSNSなどを通じて商品を知ってもらう必要があるかもしれません。
また、集客ができていても、商品自体の競争力や営業プロセスに課題がある場合、SEOで訪問者を増やしても売上が伸びない可能性があります。
SEOは検索需要を捉えることに強みを持つ施策です。しかし、そもそも検索されていない商品を短期間で広く認知させる用途には、必ずしも適していません。
だからこそ、「SEOを実施すれば成果が出ます」という提案だけでなく、「現状ではSEOより先に取り組むべきことがあります」と指摘できる会社にも価値があります。
SEOの専門家であると同時に、SEOを客観的に評価できるか。
会社選びでは、そんな姿勢にも注目してみてください。
東京のSEOコンサル会社おすすめ10選|得意領域から比較
ここからは、東京に拠点を持つSEOコンサル会社13社を紹介します。
今回の10社は、単純なランキングではありません。
SEO会社には、それぞれ得意とする領域があります。大規模サイトのテクニカルSEOに強い会社、コンテンツ制作と内製化に強い会社、SEOを事業成果につなげる戦略設計を得意とする会社など、その特徴はさまざまです。
そのため、「最も優れたSEO会社はどこか」ではなく、「自社の課題に対して、どの会社が適切な専門性を持っているか」 という視点で選定しています。
なお、各社の得意領域は、公式サイトで公開されているサービス内容や支援方針をもとに、比較しやすいよう編集上整理したものです。支援品質の優劣を示すものではありません。
東京のSEOコンサル会社10社の比較表
会社名 | 主な推薦領域 | 特に向いている企業 | 公開料金の目安 | 東京の拠点 |
ピクシス | CVから逆算するSEO/GEO | BtoBなど、SEOを商談につなげたい企業 | 個別提案 | 中野区 |
アユダンテ | 大規模DB・テクニカルSEO | EC・求人・不動産・ポータルサイト | SEOアドバイザリ月40万円~ | 千代田区 |
PLAN-B | 総合SEO・中~大規模サイト | SEO戦略から継続改善まで依頼したい企業 | 月50万円~、EC等は月70万円~ | 品川区 |
LANY | 戦略~実行までの伴走SEO | 戦略立案から施策実行まで任せたい企業 | 要問い合わせ | 渋谷区 |
ナイル | SEO×事業成果・CV改善 | SEO流入を問い合わせ・売上につなげたい企業 | 月40万円~ | 品川区 |
ウィルゲート | コンテンツSEO・内製化 | 記事制作とSEO運用体制を強化したい企業 | 要問い合わせ | 港区 |
StockSun | SEO専門人材による実行伴走 | 担当者の能力や実行体制を重視する企業 | コンサル月25万円~ | 新宿区 |
アイオイクス | SEO/LLMO戦略・専門コンサル | SEOの専門性とAI検索への対応を重視する企業 | 月40万円×6か月~が目安 | 渋谷区 |
オルグロー | DB・EC・技術SEOと実装支援 | 大規模サイトの改善を実装まで進めたい企業 | SEO支援月20万円~、診断30万円~ | 渋谷区 |
THE MOLTS | SEO×事業成長・マーケ全体 | SEOを含めてマーケティング戦略を相談したい企業 | コンサル月40万円~ | 目黒区 |
※料金は2026年10月時点で確認できた公式公開情報をもとにした目安です。プラン・契約期間・対象範囲によって異なります。税込・税別などの条件も必ず確認してください。「要問い合わせ」は、比較可能なSEOコンサルティングの公開料金を確認できなかったものです。
ピクシス|BtoBでSEOを問い合わせ・商談につなげたい企業向け

推薦領域:BtoB SEO・GEO・一次情報を活用したコンテンツ制作
BtoB企業のSEOでは、検索流入を増やすことと、商談を増やすことが必ずしも一致しません。
例えば、月間検索数が多い一般的な用語解説記事から多くのアクセスを集めても、そこから実際に商談が発生するとは限りません。
反対に、検索数の少ない課題解決型のキーワードから、受注確度の高い問い合わせが生まれることもあります。
株式会社ピクシスは、こうした事業成果から逆算したSEO・GEOのコンテンツ制作を提供する会社です。
ピクシスでは、問い合わせや商談につながるキーワード設計に加え、企業が持つ実績、事例、専門知識などの一次情報をコンテンツに反映することを重視しています。
公開サービスでは、社内資料やヒアリング情報をAIが参照できる仕組みを活用し、生成AIによる下書きと人による編集を組み合わせた記事制作を提供しています。
また、技術SEO、Webサイトの制作・改善、広告運用などにも対応しており、GA4とGoogle Search Consoleを活用した成果の可視化にも取り組んでいます。
特にBtoB企業のSEOでは、一般的な情報を整理するだけでは、競合との差別化が難しいことがあります。
競合他社も同じ情報を公開できるからです。
そこで必要になるのが、企業の中にある専門知識や経験です。
例えば、製造業であれば技術者が実際に直面した問題や設計上の判断、SaaS企業であれば導入支援で得られた知見などが、独自性のあるコンテンツにつながります。
ピクシスは、こうした情報を引き出し、検索ユーザーの課題と結びつけて記事化したい企業に向いています。
なお、この記事も、SEOの専門的な判断基準を記事に反映するために構成したコンテンツです。単にSEO会社を列挙するのではなく、読者が発注先を判断できる情報を提供することを意図しています。
一方、数百万URLを持つDB型サイトの高度な技術改善などでは、その領域を専門とする会社を優先して比較した方がよい場合もあるでしょう。
依頼前に確認したいこと: どのように社内の一次情報を収集し、記事へ反映するのか。また、制作後の問い合わせ・商談への貢献をどう計測するのか。
ピクシス公式サイト:https://pyxisu.co.jp/service/seo
アユダンテ|大規模・DB型サイトのテクニカルSEOを相談したい企業向け

推薦領域:大規模サイト・テクニカルSEO・サイトリニューアル
ECサイトで商品数が増えたのに、検索流入が伸びない。求人サイトで大量のページを公開しているものの、検索結果に登録されないページが多い。
こうした課題は、ページを増やすだけでは解決できません。
アユダンテは、複雑なサイト構造を持つ大規模サイトのSEOにおいて、比較候補に入れたい会社です。
内部SEOやサイト構造設計を専門領域とし、EC、ポータル、不動産、人材、グローバルサイトなどを対象とする支援を行っています。
特にサイトリニューアルに伴うSEOコンサルティングでは、URLやカテゴリの構造、ページテンプレート、技術的な設計まで対応します。公開料金はSEOアドバイザリが月40万円から、大規模サイトなどのリニューアルSEOが400万円からです。
テクニカルSEOで難しいのは、単に技術的な問題を発見することではありません。
例えば、重複ページが大量に存在するサイトであれば、どのページを検索結果に表示させ、どのページを統合・整理するのかを事業上の価値も踏まえて判断する必要があります。
このような構造的な改善が必要な企業にとって、アユダンテは有力な選択肢になるでしょう。
一方で、同社のリニューアルSEOコンサルティングには、サイト制作・開発そのものは含まれません。自社のエンジニアや制作会社が実装を担当できるか、事前に整理しておくことが必要です。
依頼前に確認したいこと: 自社に近い規模・構造のサイトで、どのような技術的課題を改善した経験があるか。また、開発チームとの連携をどこまで支援してもらえるか。
アユダンテ公式サイト:https://ayudante.jp/products/seo/
PLAN-B|SEO戦略から継続的な施策改善まで任せたい企業向け

推薦領域:総合SEO・中〜大規模サイト・継続改善
SEOの課題を一つに絞れない企業も少なくありません。
コンテンツが不足している一方で、サイト内部にも問題がある。さらに、AI検索への対応や既存記事の改善も必要になっている。
こうした複数の課題を総合的に相談したい場合、PLAN-Bが候補になります。
PLAN-Bは、事業やターゲットの理解を踏まえたSEO戦略設計から、内部施策、コンテンツ改善、LLMO対策まで幅広く支援しています。
公式に公開されているSEOコンサルティング料金は、スタンダードプランが月50万円から、EC・ポータルサイト向けのプレミアムプランが月70万円から。継続支援のほか、150万円からの戦略設計プランも設けられています。
幅広い施策を依頼できることは総合SEO会社の魅力です。ただし、対応範囲が広いからこそ、何から取り組むのかが重要になります。
例えば、コンテンツ、内部対策、LLMO対策のすべてを実施できるとしても、限られた予算の中ですべてを同時に進める必要はありません。
優れた提案であれば、今やるべきことだけでなく、今はやらなくてよいことも整理されているはずです。
依頼前に確認したいこと: 「弊社の場合、最初の3か月で何を優先しますか?」と質問し、一般的なSEO施策の説明ではなく、自社の課題に応じた戦略が示されるかを確認しましょう。
PLAN-B公式サイト:https://www.plan-b.co.jp/solution/seo/consulting/
LANY|SEO戦略だけでなく施策の実行まで伴走してほしい企業向け

推薦領域:SEO戦略・実行支援・継続的な改善
SEO会社に依頼して詳細な改善提案書を受け取ったものの、社内で施策を進める時間がない。
そんな企業もあるのではないでしょうか。
分析結果がどれだけ優れていても、改善が実行されなければ成果にはつながりません。
LANYは、こうした戦略と実行の間にある課題を解決したい企業に向いています。
公式サイトでは、現状分析、課題特定、SEO戦略とロードマップの策定、施策企画、実行支援、効果検証までを一貫して支援すると説明しています。
コンテンツ制作のディレクションや技術的な実装サポートなども、必要に応じて提供しています。
LANYの推薦理由は、BtoBやコンテンツSEOだけに限定されません。
BtoB、BtoC、EC、人材、不動産、ITなど、さまざまなサイトで必要になる戦略設計から実行までの伴走支援を、主要な特徴として捉えるとよいでしょう。
特に、SEOの重要性は理解しているものの、専任のSEO担当者や実行リソースを確保できていない企業にとって、検討する価値があります。
もっとも、「実行支援」という言葉には幅があります。
改善方法を助言することと、実際に記事を制作したり、サイトを改修したりすることは別です。
依頼前に確認したいこと: 実行支援に含まれる具体的な作業と、契約後に担当するコンサルタントの経験・稼働体制を確認しましょう。
LANY公式サイト:https://www.lany.co.jp/service/digitalmarketing/seo-consulting
ナイル|SEO流入を問い合わせ・売上までつなげたい企業向け

推薦領域:SEO戦略・CV改善・サイト改善
SEOでアクセスが増えたのに、問い合わせは増えない。
これはSEO施策を進めるうえで、考えておきたい問題の一つです。
検索順位や自然検索流入が改善しても、ユーザーが商品を購入したり、問い合わせをしたりしなければ、事業成果は限定的です。
ナイルは、この検索流入と事業成果の間にある課題を解決したい企業に向いています。
同社はSEO戦略、内部技術調査、コンテンツ戦略、サイト解析、施策実装支援、効果検証などを提供しています。
公式サイトでは、検索順位や流入だけでなく、コンバージョン数の増加も支援対象としており、SEOコンサルティングは月額40万円から、SEO+LLMOコンサルティングは月額60万円からとしています。
ナイルを評価するうえでは、単にSEO支援の経験が長い会社という見方より、検索流入を事業成果へつなげる支援に注目したいところです。
例えば、検索流入の多い記事からサービスページに移動するユーザーが少なければ、導線改善が必要かもしれません。
また、サービスページまで訪問されているのに問い合わせが発生しない場合は、訴求内容、導入事例、フォームなどを確認する必要があります。
こうした改善まで含めてSEOを考えたい企業にとって、検討しやすい会社です。
依頼前に確認したいこと: 検索順位や流入数だけでなく、問い合わせ数・売上などの事業KPIをどのように設定し、改善していくのか。
ナイル公式サイト:https://www.seohacks.net/service/seo-consulting/
ウィルゲート|コンテンツSEOを強化し、将来的な内製化まで進めたい企業向け

推薦領域:コンテンツSEO・運用体制構築・内製化
SEO記事を継続的に制作するには、執筆以外にも多くの業務が発生します。
キーワード調査、構成作成、原稿確認、公開、順位計測、リライト。これらを毎月繰り返すには、社内の運用体制が欠かせません。
ウィルゲートは、コンテンツSEOの強化と同時に、こうした運用の仕組みを整えたい企業に向いています。
同社はSEOコンサルティングやコンテンツ制作に加え、CRO、SXO、LLMOなどの支援を提供しています。
また、SEO分析ツール「TACT SEO」を展開しており、競合調査、サイト分析、キーワード選定、記事制作の効率化などを支援しています。
コンテンツSEOを継続するうえで難しいのは、記事制作を外部に依頼することそのものではありません。
どのキーワードを選び、どのような内容を作り、公開後に何を改善するのか。その判断を継続できる体制を作ることです。
ウィルゲートは、記事制作を強化するだけでなく、SEO運用を仕組み化したい企業の候補として考えられます。
特に、将来的に社内担当者を育成し、外注に依存しすぎない運用体制を整えたい企業との相性がよいでしょう。
依頼前に確認したいこと: 記事制作の代行と、SEO運用の内製化支援をどのように組み合わせるか。TACT SEOの利用範囲や教育支援についても確認しましょう。
ウィルゲート公式サイト:https://www.willgate.co.jp
StockSun|会社名ではなく「担当するSEO人材」を重視したい企業向け

推薦領域:SEO専門人材・実行伴走・担当者の選択
この記事では、SEO会社を選ぶ際に実際の担当者を確認することを繰り返しお伝えしています。
StockSunは、その考え方と親和性の高い会社です。
同社は、担当するコンサルタントを選べる仕組みを特徴とするデジタルマーケティング支援会社です。
SEO領域では、売上や問い合わせから逆算した戦略設計、コンテンツ制作、テクニカルSEO、開発連携、LLMOなどに対応しています。
料金はコンサルティングのみで月25万円から、実行支援のみで月30万円から、実行とコンサルティングを組み合わせたプランは月50万円からです。
StockSunの推薦理由は、単にSEOサービスの対応範囲が広いことではありません。
誰が担当するかを重視した発注方法を取りやすいことです。
SEOでは、同じ施策でも担当者によって分析の深さや改善案が変わることがあります。そのため、担当者の経歴や得意領域を把握したうえで相談できる仕組みには意味があります。
一方で、担当者を選べるからこそ、その人物の専門性を見極める必要があります。
知名度や発信力が高いことと、自社の課題を解決できることは別です。
依頼前に確認したいこと: 担当予定者が自社に近いサイトを改善した経験を持つか。実際の分析・施策実行にどの程度関与し、何社を並行して担当しているか。
StockSun公式サイト:https://stock-sun.com/service/seo/
アイオイクス|20年以上のSEO知見と最新のAI検索動向を重視する企業向け

推薦領域:SEO専門コンサルティング・戦略設計・LLMO
SEOは検索エンジンの変化に合わせて、求められる知識や施策が変わり続ける領域です。
一方で、検索ユーザーが何を求めているかを理解し、適切な情報を届けるという基本的な考え方は変わりません。
アイオイクスは、SEOの長年の知見と、AI検索など新しい検索環境への対応を重視したい企業の候補です。
同社は2002年からSEOサービスを提供しており、SEO関連メディア「SEO Japan」を運営しています。
現在は従来のSEOに加え、LLMO・GEOなどのAI検索への対応も含めたコンサルティングを提供しています。
公式サイトでは、SEOコンサルティングの費用を月額40万円、6か月契約からが目安としています。
注目したいのは、施策を実施する前の戦略設計です。
同社は、何記事を制作するかという数量だけでなく、どの検索接点や比較検討の場面でユーザーに情報を届けるかを重視する方針を示しています。
この考え方は、SEOとAI検索の両方を検討する際にも意味があります。
例えば、ユーザーが特定の商品カテゴリについて調べている段階と、複数の商品を比較している段階では、必要なコンテンツが異なります。
検索行動を捉えた戦略から相談したい企業に向いているでしょう。
また、公式サイトには一部コンサルタントの経歴や担当実績が掲載されています。担当者の専門性を具体的に確認しやすい点も、比較時の判断材料になります。
依頼前に確認したいこと: 自社の場合、従来のSEOとAI検索対応をどう優先するべきか。また、どのような専門性を持つコンサルタントが担当するのか。
アイオイクス公式サイト:https://seojapan.com/service/seo-consulting/
オルグロー|DB・ECサイトのテクニカルSEOを実装まで任せたい企業向け

推薦領域:DB型サイト・EC・テクニカルSEO・実装支援
大規模サイトのSEOには、一般的なコンテンツSEOとは異なる難しさがあります。
例えば、ECサイトで商品カテゴリや絞り込み条件を増やした結果、類似するURLが大量に生成されるケースです。
こうした課題を改善するには、検索エンジンの仕組みだけでなく、サイトの設計やシステムの構造を理解する必要があります。
オルグローが展開する「ホワイトリンク」は、ECサイトやポータルサイトなどのSEOを支援しています。
公式サイトでは、URLの正規化、内部リンク設計、クロール・インデックスの最適化、サイト構造改善などを対応領域として紹介しています。
エンジニアと連携した施策実行にも対応しており、SEO支援の公開料金例は月20万円から、サイト診断は30万円からです。
大規模サイトのSEO会社を選ぶ際には、アユダンテと比較することも考えられます。
両社とも技術的なSEO課題に対応していますが、発注側の状況によって重視したい点は異なります。
例えば、社内に経験豊富な開発チームがあり、高度な設計・技術コンサルティングを必要としている場合はアユダンテが候補になります。
一方、分析・設計だけでなく、技術的な施策の実装支援も含めて相談したい場合はオルグローが候補になるでしょう。
これは両社の優劣ではなく、支援を依頼する範囲の違いによる選び方です。
依頼前に確認したいこと: どのような技術改修まで対応可能か。特に、自社で利用しているCMSや開発環境に対応できるかを確認しましょう。
オルグロー公式サイト:https://white-link.com/seo/seo-consulting/
THE MOLTS|SEO単体ではなく事業成長からマーケティングを設計したい企業向け

推薦領域:事業成長・マーケティング戦略・SEO/CRO
SEOに取り組みたいと考えていても、実際にはSEOそのものが課題とは限りません。
集客経路が偏っている、問い合わせの質が低い、マーケティング施策の優先順位が決まっていない。
こうした問題が背景にあるなら、SEOだけを切り出して改善するより、マーケティング全体から考えた方がよい場合があります。
THE MOLTSは、そのような課題を抱える企業に向いています。
同社はコンテンツSEO、CRO、LPO、広告、マーケティング組織の構築、内製化支援など、幅広い領域に対応しています。
コンテンツマーケティング支援では、戦略設計から施策実行、組織支援まで提供しており、公開料金はコンサルティングが月40万円から、プロジェクトマネジメントが月60万円からです。
THE MOLTSをコンテンツSEOの会社とだけ分類するのは適切ではありません。
注目したいのは、SEOを事業成長に必要なマーケティング施策の一つとして捉えていることです。
例えば、検索流入の増加よりも、既存顧客の継続率改善や商談後の受注率向上に投資した方がよいと判断できる状況もあります。
そのような場合、SEOの施策数を増やすことだけを目的にしても、事業全体の成果にはつながりにくいでしょう。
SEOだけでなく、事業やマーケティング全体の課題を整理したい企業にとって、有力な比較候補です。
依頼前に確認したいこと: SEOを単独で依頼する場合と、マーケティング全体を支援してもらう場合で、担当者や支援範囲、料金がどう変わるか。
THE MOLTS公式サイト:https://moltsinc.co.jp/service/growth/owned-media/
SEOコンサル会社は「得意領域」で5タイプに分けて考える
10社を比較すると、同じSEOコンサルティングでも、得意領域が異なることが分かります。
では、自社はどのタイプの会社を選ぶべきなのでしょうか。
考え方はシンプルです。現在の自社にとって、最も大きな課題は何かを整理することです。
ここでは、SEOコンサル会社を5つのタイプに分け、それぞれがどのような企業に向いているかを解説します。

事業成果・CV改善まで踏み込むタイプ|SEOを売上・問い合わせにつなげたい企業向け
このタイプは、検索順位や自然検索流入だけでなく、その先の問い合わせ・購入・商談なども含めてSEOを設計します。
例えば、BtoB企業でオウンドメディアのアクセスが増えているのに、問い合わせが発生していないとします。
原因は、キーワード選定かもしれません。商品を検討していないユーザーばかり集めている可能性があるからです。
しかし、キーワードに問題がなくても、記事からサービスページへの導線や問い合わせフォームに改善の余地があるかもしれません。
事業成果・CV改善型の会社は、こうした検索流入の前後まで含めて課題を捉えます。
BtoB企業や問い合わせ獲得を目的とするサービス事業、流入数に対してCVが少ない企業などに向いています。
選ぶ際には、「どのキーワードを上げるのか」だけでなく、「SEOを通じてどの事業KPIを改善するのか」 を説明してもらいましょう。
テクニカルSEOに強いタイプ|サイト構造やインデックスに課題がある企業向け
テクニカルSEO型は、検索エンジンがサイトを適切にクロールし、内容を理解・登録できるように、技術的な問題を改善することを得意とします。
例えば、次のような課題です。
- 重要なページが検索結果に登録されない
- サイト内に重複・類似ページが大量に存在する
- URLや内部リンクの構造に問題がある
- JavaScriptによるページ表示が検索エンジンの処理に影響している
- サイトリニューアルに伴い検索流入が低下した
こうした問題に対しては、記事を増やすより、技術的な改善が先になることがあります。
ただし、技術的な問題を発見できることと、改善方法を適切に設計できることは別です。
例えば、検索結果に不要なページを登録させないための設定でも、誤った対象に適用すれば、本来集客すべきページまで検索結果から除外してしまう可能性があります。
技術SEOを依頼する際は、同じようなサイト構造の改善経験に加え、改善による影響範囲をどこまで考慮できるかを確認してください。
コンテンツSEO・記事制作に強いタイプ|検索から見込み顧客との接点を増やしたい企業向け
コンテンツSEO型は、検索ユーザーの課題や疑問に答える記事などを制作し、見込み顧客との接点を増やすことを得意とします。
BtoB企業、SaaS企業、専門サービスを提供する企業、オウンドメディアを運営する企業などに向いています。
ただし、コンテンツSEO会社を比較する際には、記事の制作本数だけを見ないようにしましょう。
例えば、専門性の高いBtoB商材について記事を制作する場合、検索上位の記事を参考にするだけでは、その企業の強みが伝わらないことがあります。
実際の顧客がどのような問題を抱え、商品を選ぶ際に何を比較し、導入後にどのような成果を得たのか。
こうした情報は、検索結果の分析だけでは十分に得られません。
社内の営業担当者や技術者へのヒアリング、導入事例の取材、独自データの活用などが必要になります。
コンテンツSEO会社を選ぶなら、記事を何本作れるか以上に、自社にしかない情報をどう引き出し、価値あるコンテンツにするのかを確認してください。
大規模サイト・ECサイトに強いタイプ|数万〜数百万URLを扱う企業向け
EC、求人、不動産、旅行、比較サイトなど、大量のURLを扱うサイトでは、ページ単位の改善だけでは限界があります。
例えば、数十万の商品ページが存在するECサイトで、すべてのページを個別に改善することは現実的ではありません。
そこで重要になるのが、商品ページやカテゴリページに共通するテンプレートの改善です。
また、絞り込み検索によって大量のURLが生成される場合、検索エンジンに登録させるべきページと、そうでないページを整理する必要があります。
このタイプでは、カテゴリ設計、URL生成ルール、ファセットナビゲーション、重複ページ、内部リンク、クロールバジェットなどの知識が求められます。
ここで気をつけたいのは、「ECサイトの支援実績がある」という説明だけでは不十分だということです。
商品数が数百のECサイトと、数百万URLを扱うサイトでは、必要な設計経験が大きく異なります。
過去に扱ったサイトのURL規模、ページ生成の仕組み、実施した改善内容まで確認しましょう。
SEO+Web制作・広告まで総合支援するタイプ|マーケティング全体を任せたい企業向け
SEOだけでなく、Webサイト制作、広告運用、LP改善、アクセス解析などをまとめて支援できる会社です。
Webマーケティングの専任担当者が少ない企業や、サイトリニューアルと集客改善を同時に進めたい企業に向いています。
このタイプのメリットは、SEOとその他の施策を切り離さずに考えやすいことです。
例えば、SEOの成果が出るまで時間がかかる場合に、広告で短期的な集客を補う。あるいは、広告でコンバージョンしやすいことが分かったキーワードをSEO施策にも活用する。
こうした連携が期待できます。
ただし、Webマーケティング全般に対応しているからといって、SEOにも高度な専門性があるとは限りません。
総合支援会社を選ぶ場合は、SEOを担当する専門人材が在籍しているか、過去にどのようなSEO課題を解決してきたかを確認することが必要です。
SEOコンサル会社は「順位を上げる会社」ではない
「SEO会社は何をしてくれる会社ですか?」
そう聞かれれば、「Googleなどの検索結果で上位表示を目指す会社」という説明が最も分かりやすいかもしれません。
しかし、事業の視点で考えると、それだけでは不十分です。
SEOは検索順位を上げること自体が目的ではありません。検索を通じて、自社の事業にとって価値のある顧客との接点を作るための手段です。
検索順位・自然検索流入は「成果」ではなく中間指標
例えば、あるBtoB企業がSEOに取り組み、月間の自然検索流入を1万セッションから3万セッションに増やしたとします。
一見すると、大きな成果です。
しかし、問い合わせ数が変わらず、商談や受注にもつながっていなければ、SEO投資の評価は難しくなります。
逆に、検索流入の増加が小さくても、問い合わせの質が改善し、受注につながる商談が増えていれば、事業上の価値は高いと考えられます。
もちろん、認知拡大を目的としたSEOもあります。その場合は、検索流入や指名検索の変化などが重要な評価指標になるでしょう。
つまり、何を成果とするかは、SEOに取り組む目的によって変わる ということです。
会社選びでは、順位や流入だけでなく、自社の事業目標に応じたKPIを設定できるかを確認してください。
SEO会社によって支援範囲は大きく異なる
SEO会社が提供するサービスは、一般的に次のような領域に分かれます。
支援領域 | 具体的な業務例 |
SEO戦略 | 競合調査、キーワード戦略、KPI設計、ロードマップ作成 |
テクニカルSEO | サイト構造、インデックス、内部リンク、技術的な改善 |
コンテンツSEO | 記事企画、構成、執筆、監修、リライト |
CV改善 | サービスページ改善、CTA設計、フォーム改善 |
効果測定 | Search Console・GA4分析、レポート、改善提案 |
実行支援 | CMS入稿、サイト改修、制作・開発チームとの連携 |
内製化支援 | 社内担当者の教育、マニュアル作成、運用体制構築 |
ただし、これらすべてがSEOコンサルティングの月額料金に含まれるわけではありません。
例えば、月額50万円の契約でも、戦略設計と月次の改善提案が中心で、記事制作やサイト改修は別料金というケースがあります。
反対に、コンサルティングから施策の実行まで一貫して対応する会社もあります。
重要なのは、どのような施策を提案してもらえるかだけでなく、誰が、どこまで実行するのかを明確にすることです。
発注前には、SEO会社が担当する業務と、自社で対応する必要がある業務を確認しましょう。
SEO会社・Web制作会社・広告代理店・記事制作会社は何が違うのか
Webサイトを通じた集客を改善したいとき、相談先はSEO会社だけではありません。
Web制作会社、広告代理店、記事制作会社なども候補になります。
それぞれの主な専門領域を整理すると、次のようになります。
依頼先 | 主な専門領域 | 相談に向いている課題 |
SEOコンサル会社 | 自然検索からの集客戦略・改善 | 検索流入やSEO経由の成果を伸ばしたい |
Web制作会社 | サイトの設計・制作・改修 | サイトを新しく作りたい、機能やデザインを改善したい |
広告代理店 | 広告出稿・運用・最適化 | 広告で集客したい、広告成果を改善したい |
記事制作会社 | コンテンツの企画・編集・制作 | 記事制作のリソースを補いたい |
もちろん、複数の領域に対応する会社もあります。
ただし、例えばWeb制作会社が「SEOにも対応している」と説明していても、基本的な内部設定だけなのか、検索市場の分析から戦略設計までできるのかによって、専門性は異なります。
記事制作会社についても同様です。指定されたキーワードをもとに記事を制作する会社と、キーワード戦略や顧客理解から企画できる会社では、任せられる範囲が変わります。
会社の名称やサービスカテゴリだけで判断せず、具体的な業務内容と担当者の経験を確認することが必要です。
まずは自社が何を解決したいのかを整理し、その課題に合った専門性を持つ会社を選びましょう。
SEOのプロが見る「良いSEOコンサル会社」の7つの条件
ここまで、自社の課題に合う専門性を持った会社を選ぶべきだと説明してきました。
しかし、得意領域が合っているだけで、良い支援を受けられるとは限りません。
ここからは、SEOコンサル会社の実力や支援品質を判断するために確認したい7つの条件を紹介します。
1.実担当者の経験・実績を契約前に確認できる
SEO会社の提案資料には、会社全体の実績が掲載されていることが一般的です。
しかし、契約後に担当する人が、その実績にどの程度関わっていたのかは分かりません。
SEOで重要な判断を行うのは、会社ではなく人です。
そのため、担当予定者の経歴だけでなく、過去にどのようなサイトで、どのような役割を担ったかを確認しましょう。
例えば、「ECサイトのSEOを5年間担当した」という説明よりも、「商品数10万点規模のECサイトで、カテゴリ構造と内部リンクの改善を主導した」という説明の方が、経験を具体的に評価できます。
担当者が決まっていない場合は、いつ決定し、契約前に面談できるのか確認することをおすすめします。
2.「同業界の実績」だけでなく、そこで何をしたか説明できる
「御社と同じ業界の支援実績があります」
この言葉には安心感がありますが、それだけで判断するのは早いでしょう。
例えば、同じ不動産業界でも、地域密着型の仲介会社と全国規模の不動産ポータルでは、SEO課題が大きく異なります。
業界が同じことより、サイト構造や事業課題が似ていることの方が参考になる場合もあります。
過去の実績を確認するときは、当初どのような問題があり、何を原因と考え、どのような施策を選び、その結果どうなったかを聞いてみましょう。
守秘義務によって詳細を開示できない場合もありますが、具体的な判断の進め方については説明できるはずです。
3.検索順位ではなく事業成果から逆算している
良いSEOコンサル会社は、SEOの目標だけでなく、事業上の目標を理解しようとします。
例えば、BtoB企業であれば、単に問い合わせを増やすだけでなく、その後の商談化率や受注率を確認することも有効です。
一方、ECサイトなら、売上だけでなく利益率やリピート購入などが重要になる場合もあります。
検索順位や流入数は、こうした事業成果につながる過程を評価するための指標です。
初回の商談で「どのキーワードを上げたいですか?」という質問だけでなく、「どのような顧客を増やしたいですか?」「現在の集客で何が課題ですか?」と聞いてくれるか。
その姿勢にも注目してみてください。
4.施策の一覧ではなく「戦略」を説明できる
SEO施策は、調べれば数多く見つかります。
タイトルタグの改善、内部リンクの最適化、記事制作、リライト、構造化データの整備など、実施できることはさまざまです。
しかし、重要なのはそれらをすべて実施することではありません。
自社の現状に対して、何を優先し、何を後回しにするかを決めることです。
例えば、月間検索数が大きいキーワードでも、競合が強く、上位表示まで多額の投資が必要なら、初期段階では狙わないという判断もあります。
反対に、検索数が少なくても成約につながりやすいキーワードなら、優先度が高くなるかもしれません。
戦略とは、やることを増やすだけでなく、やらないことを決めることでもあります。
良い提案には、施策の理由と優先順位が示されています。
5.SEO以外も含めて課題を見られる
SEO会社に相談しているからといって、すべての課題をSEOで解決しようとする必要はありません。
例えば、広告からの問い合わせも少なく、サイト全体のCVRが低い場合、SEOより先にサービスページを改善した方がよい可能性があります。
また、検索需要が少ない新規市場であれば、認知を獲得する施策を優先した方が合理的な場合もあります。
SEO以外の施策をすべて実行できる必要はありませんが、SEOが適切な解決策なのかを判断できる視点は必要です。
6.提案する人と、実際に分析・実行する人が明確
契約前の商談では、経験豊富なコンサルタントが魅力的な提案をしてくれるかもしれません。
しかし、契約後の分析や改善提案を別の担当者が行うのであれば、その人の経験も確認する必要があります。
営業担当、プロジェクト責任者、SEOコンサルタント、記事ディレクター、ライター、エンジニアなど、プロジェクトには複数の人が関わることがあります。
誰が最終的な戦略判断を行い、誰が実務を担当するのか。
体制を明確にしてもらうことで、契約後の認識違いを防ぎやすくなります。
7.担当者が自社に使える時間まで確認する
ここは、料金表やサービス資料だけでは見えにくい部分です。
例えば、同じ月額50万円のSEOコンサルティングでも、担当者が毎週サイトを分析している場合と、月次レポートの作成前にまとめて確認している場合では、支援の進め方が異なります。
もちろん、作業時間が長ければよいという単純な話ではありません。
経験豊富な担当者なら、短時間で適切な課題を発見できることもあります。
それでも、複雑なサイトや競争の激しい領域を継続的に改善するには、一定の時間と関与が必要です。
契約前には、担当者が何社程度を並行して担当しているか、月にどの程度の分析・改善業務を想定しているか、緊急時に誰が対応するかを確認するとよいでしょう。
単に「月2回ミーティングを実施します」という説明よりも、その間にどのような分析と判断が行われるのかが重要です。
良いSEO会社を選ぶ際には、「誰が」「何を考え」「どこまで動くのか」を確認してください。
SEO会社の実力は初回商談で見抜ける|必ず聞きたい11の質問
SEO会社のWebサイトや提案資料を比較しても、支援の実力が見えてこないことがあります。
そんなときは、商談での質問を少し変えてみてください。
「実績は何社ありますか?」「何位まで上げられますか?」という質問では、会社の実力を十分に判断できません。
それよりも、過去にどのような課題を解決し、なぜその施策を選んだのかを聞く方が、担当者の判断力を理解しやすくなります。
ここでは、SEOコンサル会社との初回商談で聞いておきたい11の質問を紹介します。

担当者について聞く
質問1. 契約後は誰が担当しますか?
契約後の主担当者を確認します。営業担当者と実務担当者が異なる場合は、契約前に実務担当者と話せるかも確認しましょう。
質問2.SEO実務経験は何年ですか?
経験年数は一つの判断材料です。ただし、年数だけで能力は判断できません。どのような案件に、どの程度主体的に関わっていたかも確認することが必要です。
質問3.どんなサイトを担当してきましたか?
業界やサイトの規模、種類を確認します。
特に、自社と似たサイト構造や課題を持つ案件の経験があるかを聞きましょう。
例えば、BtoB企業であれば、検索流入を商談につなげる支援経験があるか。ECサイトであれば、商品・カテゴリページの改善や技術的なSEO課題への対応経験があるか。
具体的な説明が得られるほど、担当者との相性を判断しやすくなります。
実績について聞く
ここからの4つの質問は、可能であれば一つの過去案件について続けて聞いてください。
質問4.過去案件ではどんな課題がありましたか?
「検索順位が低かった」だけでなく、その背景に何があったのかを確認します。
質問5.どんな戦略を立てましたか?
課題に対して、どのような方針で改善を進めたのかを聞きます。
質問6.なぜその施策を選びましたか?
この質問が特に重要です。
例えば、「記事を50本制作した」という実績があっても、なぜ記事制作を優先したのかを説明できなければ、他社でも同じ判断ができるか分かりません。
優れたコンサルタントであれば、限られた予算や社内リソースの中で、なぜその施策を選んだのかを説明できるはずです。
質問7.最終的にどんな事業成果につながりましたか?
検索順位や流入だけでなく、問い合わせ、商談、売上などへの貢献も聞いてみましょう。
ただし、すべての案件で最終的な売上まで計測できているとは限りません。
その場合は、何を成果指標として設定し、どう評価したのかを確認します。
また、成功事例だけでなく、想定どおりに進まなかった施策についても聞けると、より参考になります。
結果が出なかった原因をどう分析し、その後どのように改善したのか。
その説明には、実務上の判断力が表れます。
支援体制について聞く
質問8.Search Console・GA4の分析は誰が行いますか?
SEOコンサルタント本人が分析するのか、専任アナリストが担当するのかを確認します。
どちらが優れているということではありません。
重要なのは、分析結果を施策の判断にどう反映するか、責任者が明確になっていることです。
あわせて、月次レポートに何を記載するのかも聞いてみましょう。
質問9.コンテンツ企画・制作は誰が行いますか?
記事制作を依頼する場合は、キーワード選定、構成作成、執筆、編集、監修を誰が担当するのか確認してください。
特に専門性の高い領域では、SEOの知識だけでは質の高いコンテンツを作れません。
社内の専門家へのヒアリングや、一次情報の確認をどのように進めるかまで聞くと、制作体制の質を判断しやすくなります。
なお、これらの質問に加え、技術的な改修が必要な場合の実装担当者や、SEOコンサルタントの担当案件数・想定稼働量も確認しておくとよいでしょう。
SEOに投資する妥当性について聞く
質問10.なぜ弊社はSEOをやるべきだと考えますか?
この質問では、SEO会社が自社の事業をどの程度理解しているかを確かめます。
例えば、検索市場に十分な需要があり、検索から集客できる顧客の購買意欲も高く、競合に対して勝てる領域が存在する。
そうした理由があれば、SEOに投資する妥当性を説明しやすくなります。
初回商談では詳細な分析ができない場合もありますが、少なくとも、どのような条件を確認してSEOの可能性を判断するのかは聞けるはずです。
質問11.逆に、どんな条件ならSEOを勧めませんか?
最後に聞きたいのが、この質問です。
SEO会社にSEOを勧めない条件を聞くのは、少し意外かもしれません。
しかし、SEOが有効でない状況も理解しているかは、重要な判断材料です。
検索需要が極端に少ない、短期間で成果を出す必要がある、商品やサービスページに大きな問題があるなど、SEO以外を優先すべき状況はあります。
そのような条件を具体的に説明できる会社であれば、SEOを売ることだけでなく、顧客企業の事業成果を考えている可能性があります。
11の質問すべてに、初回商談で完璧な回答を求める必要はありません。
特に、自社サイトの詳しいデータを共有する前に、断定的な診断を行うことは難しいでしょう。
見るべきなのは、回答の華やかさではなく、判断の根拠があるかどうかです。
プロなら慎重に見るSEO会社の6つのサイン
SEO会社の提案を比較する際には、慎重に確認したいサインもあります。
ただし、ここで紹介する特徴が一つ当てはまったからといって、必ずしも悪い会社というわけではありません。
重要なのは、その説明に合理的な根拠があるか、不明点を確認したときに納得できる回答が得られるかです。
1.「必ず順位が上がる」「○か月で成果が出る」と断言する
SEOの成果は、競合サイトの動向、検索エンジンの変化、自社サイトの状態、施策の実装状況など、さまざまな要因に左右されます。
そのため、特定のキーワードで必ず1位になると保証することはできません。
Google自身も、SEO業者を選ぶ際の注意点として、検索順位1位の保証をうたう業者への警戒を呼びかけています。
「過去に類似案件で3か月後から改善が見られた」という実績と、「御社も必ず3か月で成果が出る」という断言は別です。
目標や見通しを提示すること自体は問題ありませんが、前提条件や不確実性も説明できるかを確認しましょう。
2. 契約前に実際の担当者と話せない
営業担当者だけが商談に参加し、契約後の担当者について説明が得られない場合は、慎重に確認したいところです。
大きな組織では、契約前にすべてのメンバーを確定できない場合もあります。
それでも、主担当者の決定時期や必要な経験水準、プロジェクト責任者を確認することはできます。
誰が担当するのか分からないまま契約を進めることは、できるだけ避けたいところです。
3.「月○記事」など施策しか提示されない
「毎月10記事制作します」という提案は、作業内容としては具体的です。
しかし、なぜ10記事なのか、どのようなキーワードを優先するのか、事業成果にどうつなげるのかが不明確なら、戦略としては十分ではありません。
制作本数の根拠や、既存ページの改善より新規制作を優先する理由を確認しましょう。
4. 半年後・1年後を見据えた戦略がない
SEOは継続的な改善が必要になることが多い施策です。
そのため、初月の作業内容だけでなく、どのような順序で改善を進めるのかという中期的な方針が必要です。
もちろん、SEOの計画は状況に応じて変更する必要があります。
重要なのは、計画を変更できる柔軟性と、そもそも方針が存在しないことを混同しないことです。
5. 何でもSEOで解決しようとする
検索需要が少ない、問い合わせ後の商談化率が低い、商品に競争力の問題がある。
こうした状況でもSEOだけを提案してくる場合は、他の選択肢を検討した方がよいかもしれません。
SEO会社にすべてのマーケティング施策を任せる必要はありませんが、SEOが適切でない可能性を考慮することは必要です。
6. 専門用語は多いのに施策の理由を説明できない
「クロールバジェットを最適化します」
「canonicalの設定を改善します」
「トピッククラスターを構築します」
こうした説明は、技術的な知識を感じさせます。
しかし、用語を知っていることと、施策の必要性を判断できることは別です。
例えば、canonicalの改善を提案されたなら、「現状では何が問題で、改善するとどのような変化が期待できるのか」を聞いてみましょう。
専門性の高い担当者ほど、必ずしも難しい言葉を使う必要はありません。
専門用語を理解しているかより、その施策を選ぶ理由を説明できるかを重視してください。
SEOコンサルの費用は「月額」だけで比較してはいけない
SEOコンサル会社の料金を調べると、月額10万円台から100万円を超えるものまで、幅広い価格帯が見つかります。
ここで気になるのは、「適正な料金はいくらなのか」ということでしょう。
ただ、SEOコンサルティングには、すべての企業に共通する適正価格があるわけではありません。
支援対象のサイト規模、課題の複雑さ、担当者の経験、必要な作業量、契約に含まれるサービスによって、費用は大きく変わります。
そのため、月額料金だけで比較しても、どちらが費用対効果に優れているかは判断できません。
SEOコンサルの費用相場は月額10万円台〜100万円超まで幅がある
SEOコンサルティングの料金は、支援範囲によって大きく異なります。
一般的な検討予算の目安としては、次のように考えられます。
月額予算の目安 | 想定される支援内容 |
10万〜30万円程度 | 特定課題の改善、限定的な分析・助言、小規模サイトの支援 |
30万〜50万円程度 | 継続的なSEO分析、戦略設計、改善提案など |
50万〜100万円程度 | 複数領域の総合支援、コンテンツ・実行支援を含むプランなど |
100万円超 | 大規模サイト、複数部門を横断する案件、大量の制作・実装を伴う支援など |
※上記は契約内容を比較するための一般的な予算区分であり、市場全体の統計的な平均価格ではありません。企業によっては、これらの範囲と異なる料金体系を採用しています。
同じ規模のサイトでも、既存の運用体制が整っているか、コンテンツ制作や技術改修まで委託するかによって必要な予算は変わります。
また、月額料金が高ければ、必ずしも多くの業務を依頼できるわけではありません。経験豊富な担当者による戦略設計に費用をかける会社もあれば、記事制作やサイト改修などの実行支援に費用を配分する会社もあります。
重要なのは、安い会社を探すことでも、高い会社を選ぶことでもありません。
自社に必要な支援を明確にし、その内容に見合った費用かどうかを判断することです。
同じ月額50万円でも支援内容はまったく違う
仮に、2社から月額50万円のSEOコンサルティングを提案されたとします。
A社は経験豊富なコンサルタントが戦略設計と分析を担当し、月次の改善提案を提供するプラン。
B社はコンサルティングに加え、記事制作やサイト改修の一部まで実行するプラン。
どちらが優れているでしょうか。
これは、自社の状況によって答えが変わります。
すでに社内に制作担当者やエンジニアがいる企業なら、A社のように高度な戦略設計へ予算を使う方が合理的かもしれません。
一方、SEOの実行リソースが不足している企業なら、B社の方が施策を進めやすいでしょう。
つまり、同じ料金でも、提供される価値は自社の体制によって変わります。
見積もりを比較するときは、単に金額を並べるのではなく、必要な業務を誰が担当するのかまで整理してください。

記事制作費・実装費が別料金のケースもある
SEOコンサルティングの月額料金に、記事制作やサイト改修が含まれていない場合があります。
例えば、SEOコンサルティングに月額40万円、記事制作に月額20万円、サイト改修に別途費用が必要となれば、実際の投資額は月額40万円より大きくなります。
また、初期分析費用が別途必要な会社もあります。
契約を検討する際は、月額料金だけでなく、少なくとも6か月から1年程度の総投資額を試算しておくとよいでしょう。
特に、技術的なSEO改善が必要な場合は、開発工数を事前に見積もることが欠かせません。
見積もりで確認したい8項目
見積もりの段階では、次の8項目を確認しておきましょう。
確認項目 | 確認する内容 |
1.初期費用 | サイト診断や戦略設計に別途費用が発生するか |
2.月額費用 | どの業務が月額料金に含まれるか |
3.担当者 | 誰が主担当となり、どの程度関与するか |
4.分析・戦略設計 | どのような分析や改善計画が提供されるか |
5.記事制作 | 構成、執筆、編集、監修、公開まで含まれるか |
6.サイト改修 | 技術的な改善の実装を誰が担当するか |
7.レポート・定例会 | 報告内容、頻度、改善提案の範囲はどこまでか |
8.契約期間・解約条件 | 最低契約期間、更新条件、解約時の取り扱いはどうなるか |
ここで注意したいのは、項目が多く含まれていればよいというわけではないことです。
自社に必要のないサービスが多数含まれていても、費用対効果がよくなるとは限りません。
むしろ、課題に応じて不要な業務を減らし、必要な領域に予算を集中できることが理想です。
安いから悪い、高いから良いとも限らない
月額料金が安い会社は、支援範囲を限定したり、特定領域に業務を絞ったりすることで価格を抑えている場合があります。
その支援内容が自社に合っていれば、合理的な選択肢になるでしょう。
一方、高額なSEOコンサルティングには、経験豊富な専門人材による分析や、大規模な支援体制などが含まれている場合があります。
しかし、予算が高ければ自動的に成果が出るわけではありません。
比較するべきなのは、支払う金額と、その金額によって解決できる課題です。
見積もりを評価する際には、「この費用で何を得られるのか」「自社のどの問題が解決されるのか」を説明してもらいましょう。
SEOコンサルを依頼する前に「そもそもSEOをやるべきか」を考える
SEO会社を選ぶ前に、もう一つ考えておきたいことがあります。
それは、そもそも自社の課題を解決するために、SEOが適切な手段なのかということです。
SEOは中長期的な集客資産を作りやすい施策ですが、すべての企業が優先して取り組むべきとは限りません。
検索需要があるか、競合に対して勝てる余地があるか、検索から訪問したユーザーを顧客に変えられるか。
こうした条件を考えずに始めると、検索順位は改善したのに投資を回収できないという状況になりかねません。
SEOコンサルへの相談を検討した方がよい7つの状態
以下のような状態にある企業は、SEOコンサルティングの活用を検討する価値があります。
状態 | SEOコンサルに相談する理由 |
自然検索流入が伸び悩んでいる | 原因が競合、コンテンツ、技術面のどこにあるのか分析するため |
検索順位や流入が大きく低下した | 低下したページやキーワード、技術的な変更などを調査するため |
SEO流入はあるがCVが少ない | キーワードと導線、サービスページなどを見直すため |
記事を制作しているが成果が出ない | コンテンツ戦略や制作方針、既存記事の改善を検討するため |
サイトリニューアルを予定している | URL変更や構造変更に伴うSEO上の問題を防ぐため |
EC・DB型サイトで技術的な問題がある | クロール、インデックス、URL設計などを改善するため |
社内にSEOの専門人材がいない | 戦略設計や優先順位の判断を専門家に補ってもらうため |
ただし、これらに当てはまるからといって、必ず継続的なコンサルティング契約が必要というわけではありません。
例えば、サイトリニューアル前のSEO診断だけをスポットで依頼する方法もあります。
課題によって、継続支援が必要なのか、単発の専門的な分析で十分なのかを検討しましょう。
検索需要がほとんどない事業はSEOが合わないこともある
SEOは、すでに存在する検索需要を捉えることに強みがあります。
例えば、「勤怠管理システム 比較」と検索する人は、すでに勤怠管理システムというカテゴリを知り、具体的なサービスを検討している可能性があります。
このような需要が存在する市場では、検索ユーザーの疑問に答えるコンテンツや比較検討に役立つページを用意する意味があります。
一方、まったく新しいカテゴリの商品で、顧客が商品名も課題の解決方法も知らない場合、商品カテゴリ名の検索需要が十分に存在しないことがあります。
そのような場合は、広告、SNS、PR、イベントなどを通じて認知を獲得する方が先かもしれません。
もちろん、商品カテゴリ自体が検索されていなくても、顧客が抱える課題についての検索需要は存在する場合があります。
そのため、検索ボリュームだけを見てSEOが無効だと判断するのも早計です。
顧客がどのような言葉で課題を調べているかまで確認する必要があります。
商品・サイト・営業がボトルネックならSEOより先に改善する
SEOで集客を増やしても、商品やサービスが選ばれなければ売上にはつながりません。
例えば、広告経由の訪問者もSEO経由の訪問者も、サービスページで大半が離脱している場合を考えてみましょう。
その原因が商品説明の分かりにくさや導入事例の不足にあるなら、SEOで流入を増やす前にサービスページを改善する方が合理的かもしれません。
また、BtoB企業では、問い合わせ後の対応速度や営業プロセスが成果に影響することもあります。
SEO会社だけで解決できない課題かもしれませんが、マーケティング投資の優先順位を判断する際には無視できません。
SEOを始める前に、集客から受注までのどこに最も大きな課題があるのかを整理しておきましょう。
SEOをインハウス化した方がよい企業もある
SEOは必ず外注しなければならないものではありません。
社内にWebマーケティングの経験者がいて、継続的に分析や改善を進められる体制があるなら、インハウス化も選択肢になります。
特に、専門性の高い商材を扱う企業では、商品や顧客について深い知識を持つ社内担当者がSEOに関わることに意味があります。
ただし、すべてを社内で完結する必要もありません。
例えば、キーワード戦略やコンテンツ企画は社内で進め、大規模なサイト改修や専門的なSEO診断だけ外部に依頼する方法もあります。
外注か内製かという二択ではなく、自社に必要な専門性と不足しているリソースを見極め、外部支援を組み合わせる という考え方が現実的です。
BtoBとBtoCではSEOが担う役割が異なる
BtoBとBtoCでは、顧客の購買行動が異なるため、SEOで重視する指標も変わります。
例えば、BtoB企業では、検索から問い合わせが発生しても、受注まで数か月かかる場合があります。
そのため、問い合わせ数だけでなく、商談化率や受注につながった顧客の属性まで確認することが有効です。
一方、ECサイトでは、商品ページへの流入が購入に直結する場合があります。店舗型サービスなら、予約や電話問い合わせ、来店などが成果指標になるでしょう。
ただし、BtoBだから必ず商談獲得だけを目的にする、BtoCだから必ず購入を目的にするということでもありません。
重要なのは、自社の顧客が何をきっかけに商品を知り、どのような情報を比較し、購入・契約を決めるのかということです。
SEOがその過程のどこで価値を発揮できるのかを考えましょう。
良いSEOコンサルタントは、どのように施策を決めるのか?
SEOコンサルティングの質は、提案される施策の数ではなく、その施策に至るまでの分析や判断によって大きく変わります。
良いSEOコンサルタントは、検索データだけで施策を決めません。事業や顧客を理解したうえで課題を特定し、成果につながる可能性の高い施策から優先的に取り組みます。

STEP1|事業・商品・顧客・競合を理解する
最初に確認したいのは、SEOの数値ではなく、事業の構造です。
どのような商品・サービスを提供しているのか。誰が顧客で、どのような課題を解決しているのか。競合と比較した強みは何か。
BtoB企業であれば、受注しやすい顧客の特徴、営業現場でよく聞かれる質問、契約を検討する際に比較されるサービスなども参考になります。
ECサイトなら、利益率の高い商品カテゴリ、季節性、リピート購入の特徴などが重要になる場合があります。
こうした情報を理解することで、SEOで狙うべき顧客や検索ニーズを具体化できます。
STEP2|サイトと検索データを分析する
事業や顧客を理解したうえで、Search ConsoleやGA4などのデータを確認します。
ここでは、単に検索順位が低いページを探すだけではありません。
どのような検索キーワードから流入しているのか。流入したユーザーはサイト内でどう行動しているのか。どのページが問い合わせや購入につながっているのか。
こうした情報を確認します。
必要に応じて、競合分析や技術的なSEO診断も実施します。
重要なのは、SEOの指標をそれぞれ独立した数字として見るのではなく、事業成果との関係で解釈することです。
STEP3|SEO上の課題を特定する
分析結果から、どのような課題が成果を妨げているのかを整理します。
例えば、検索流入が少ないという問題でも、原因は複数考えられます。
検索需要のあるテーマに対応できていないのか、コンテンツが競合に劣っているのか、技術的な問題でページが登録されていないのか。
原因によって、必要な施策は変わります。
ここで気をつけたいのは、分析ツールに表示された改善項目を、そのまま施策の優先順位にしないことです。
ツールが検出できる問題と、事業成果に大きく影響する問題は必ずしも一致しません。
STEP4|事業目標から施策の優先順位を決める
課題を整理したら、実施する施策を選びます。
このとき、期待できる事業効果だけでなく、実装に必要な工数や、成果が表れるまでの期間も考慮します。
例えば、既存サービスページの改善が比較的短期間で実行でき、CVRの改善が期待できるなら、新規記事制作より先に取り組む判断もあります。
逆に、中長期的に大きな検索需要を獲得できる余地があるなら、コンテンツ制作体制を構築することが優先されるかもしれません。
このように、事業理解、データ分析、課題特定、優先順位づけという順番で考えることで、SEO施策を事業上の意思決定につなげやすくなります。
Search Consoleを見ることが悪いわけではありません。SEOのデータだけを見て、SEOの戦略を決めてしまうことが問題なのです。
SEO会社に丸投げしても、SEOはうまくいかない
SEOの専門知識が社内にないからこそ、SEOコンサル会社に依頼する。
これは自然な判断です。
ただし、専門家に依頼することと、すべてを任せきりにすることは違います。
SEO会社は検索エンジンやコンテンツ戦略の専門家ですが、自社の商品、顧客、営業現場について最も詳しいのは発注企業自身です。
両者の知識を組み合わせることで、より適切な施策を考えられるようになります。
SEO会社だけでは分からない情報がある
例えば、BtoB企業が製品の比較記事を制作するとします。
検索上位の記事を調べれば、一般的な比較項目やユーザーが気にしている条件はある程度分かります。
しかし、実際に顧客が契約を決める理由や、導入時に直面する問題は、検索結果だけでは十分に分かりません。
営業担当者が顧客からよく聞かれる質問や、技術者が導入支援で経験した課題などは、発注企業の内部にある情報です。
こうした情報をSEO会社へ共有することで、一般的な説明にとどまらないコンテンツを制作しやすくなります。
特にコンテンツSEOでは「一次情報」の提供が成果を左右する
例えば、「勤怠管理システムの選び方」という記事を考えてみましょう。
機能の比較項目や導入時の注意点を整理するだけなら、多くの企業が似た内容を制作できます。
しかし、実際の導入支援でどのような課題が発生し、どのように解決したかという情報が加われば、記事の価値は変わります。
読者は一般的な知識だけでなく、実際に導入する際の判断材料を得られるからです。
このような一次情報は、SEO会社が独力で作れるものではありません。
社内の専門家へのヒアリングや、実績・事例の共有が必要です。
ただし、一次情報を単に掲載すればよいというわけでもありません。
その情報が読者の疑問にどう答えるのか、どの場面で役に立つのかを考えて編集する必要があります。
成果が出る企業はSEO会社を「外注先」ではなく「パートナー」として扱う
SEO会社を活用する際は、戦略や施策を一緒に考えられる関係を作ることが理想です。
例えば、SEO会社から「このサービスを検索経由で伸ばしたい」と提案されたとき、発注企業が「実はそのサービスは利益率が低く、別のサービスを優先したい」と伝えれば、戦略を見直すことができます。
こうした情報共有がなければ、検索上の成果が事業の優先順位とずれてしまうかもしれません。
SEO会社へ依頼する際は、事業目標、商品情報、顧客の特徴、営業上の課題などを、可能な範囲で共有しましょう。
また、施策の実装やコンテンツ確認を担当する社内の窓口を決めておくことも有効です。
「SEOの専門性」と「事業の専門性」を組み合わせる
SEO会社と発注企業では、それぞれ持っている専門知識が異なります。
SEO会社は、検索市場の分析、検索エンジンの仕組み、サイト改善、コンテンツ戦略などに強みがあります。
一方、発注企業は、自社の商品や顧客、競合との違い、営業現場での経験を持っています。
どちらか一方だけで完結させようとするのではなく、それぞれの専門性を組み合わせることが大切です。
SEOの実務を外部に任せることはできます。しかし、事業の理解まで完全に外注することはできません。
SEO会社との良い関係は、依頼する側の協力によっても作られます。
順位が上がらないだけでSEO会社を解約してはいけない
SEOコンサルティングを依頼しているのに、なかなか検索順位が上がらない。
そんな状況になれば、SEO会社の変更を検討したくなるのは自然です。
ただし、検索順位が上がらないことだけを理由に、契約を終了するべきとは限りません。
SEOには、施策を実施しても期待した結果が得られないことがあります。
大切なのは、成果が出なかったという事実だけではなく、その結果をどのように分析し、次の改善につなげているかです。
SEOはすべての施策が想定どおり成功するわけではない
SEO施策には、ある程度の不確実性があります。
例えば、既存記事をリライトしても検索順位が改善しないことがあります。また、競合サイトがコンテンツを強化した結果、検索順位が低下する可能性もあります。
Googleも、サイトを改善した効果が数日で現れる場合もあれば、数か月かかる場合もあること、改善による検索順位への影響は保証されないことを説明しています。
そのため、検索順位の変動だけを見て、SEO会社の実力を判断するのは難しいでしょう。
ただし、成果が出ないことを、すべて検索エンジンの変化や外部要因のせいにするのも適切ではありません。
どのような仮説を立て、何を実行し、何を検証したのか。
その過程を確認する必要があります。
「戦略→実行→検証→改善」が回っているかを見る
SEO会社を評価する際には、継続的に改善する仕組みが機能しているかを確認しましょう。
例えば、ある記事の検索順位が改善しなかった場合、次のような検証が考えられます。
当初想定した検索意図は適切だったか。競合サイトと比較して不足している情報はないか。検索結果に表示されているページの種類が変わっていないか。
こうした分析を踏まえて、コンテンツの再改善や別の施策を検討します。
重要なのは、施策が成功しなかったときに、何が分かったのかということです。
失敗した施策から新しい知見を得られれば、次の判断に活かすことができます。
反対に、成果が出ていないのに同じ施策を繰り返しているだけなら、支援内容を見直す必要があります。
毎月同じレポートが出てくるなら要注意
SEOコンサルティングでは、毎月レポートを受け取ることが一般的です。
検索順位、表示回数、クリック数、自然検索流入などの推移を報告してもらうことは必要です。
しかし、毎月同じ形式のレポートが提出され、数値の増減を説明するだけで終わっている場合は、改善の進め方を確認した方がよいでしょう。
レポートで本当に知りたいのは、数字がどう変わったかだけではありません。
なぜ変わったのか。実施した施策はどう評価できるのか。その結果、次に何をするべきなのか。
こうした情報が必要です。
良いレポートとは、過去の数字を整理した資料であると同時に、次の意思決定に使える資料でもあります。
長く支援しているのに事業理解が深まっていないなら見直す
SEO会社と長期間取り組んでいるにもかかわらず、担当者が自社の商品や顧客を十分に理解していない場合も、支援内容を見直す必要があります。
例えば、利益率の低いサービスの集客ばかり提案される。すでに販売を終了した商品に関する記事制作が計画される。営業現場の課題を伝えているのに、キーワード戦略に反映されない。
こうした状況では、SEO施策と事業目標がずれている可能性があります。
長く支援することで蓄積されるべきなのは、SEOのデータだけではありません。
事業や顧客についての理解も深まっていくことが理想です。
SEO会社を変更するべきか迷ったときは、検索順位だけで判断せず、戦略、実行、検証、改善、事業理解という観点から支援内容を評価してください。
成果が出なかったこと以上に、成果が出なかった後にどう動いたか。
そこに、SEOコンサルティングの支援品質が表れます。
AI検索・GEO時代は「それっぽいSEO記事」の価値が下がっている
生成AIの普及によって、SEOコンテンツを制作する環境は大きく変わりました。
以前は、記事を制作するために多くの時間をかけて情報を収集し、構成を考え、文章を書く必要がありました。
現在では、生成AIを使えば、一般的な情報を整理した記事の下書きを短時間で作れます。
これはコンテンツ制作の効率を高める一方で、新しい課題も生んでいます。
誰でも一定水準の文章を作れるようになったとき、他社と同じ情報をまとめただけの記事に、どれだけの価値が残るのでしょうか。
生成AIだけでも一定水準の記事は作れる
生成AIは、一般的な知識の整理や文章の下書き、構成案の作成などに活用できます。
SEO記事の制作においても、こうした能力は大きな助けになります。
ただし、文章が自然で、検索上位の記事と同じ情報が網羅されているからといって、読者にとって価値の高いコンテンツになるとは限りません。
例えば、「SEO会社の選び方」という記事で、料金、実績、サポート体制を比較するよう勧める内容は、さまざまなサイトに掲載されています。
それだけでは、読者が本当に良い会社を見極めることは難しいでしょう。
必要なのは、実際の担当者の能力をどう確認するか、何をもって実績を評価するか、どのような提案を慎重に見るべきかという、判断に役立つ具体的な情報です。
だからこそ企業独自の一次情報が差になる
生成AIによる文章制作が一般化するほど、企業の中にある独自の情報が相対的に価値を持つと考えられます。
例えば、製造業であれば実際の設計・開発で得られた知見、BtoBサービスであれば顧客の課題や導入時の工夫、EC事業者であれば商品を取り扱う中で得られた経験などです。
こうした情報は、他社が簡単に再現できるものではありません。
Googleも、検索ユーザーのために作られたコンテンツや、独自の経験・知識に基づく情報を重視する考え方を示しています。
AI検索への対応に関する公式ガイドでも、一般的な情報の繰り返しではなく、独自の視点や経験に基づく有用なコンテンツを制作することを勧めています。
ただし、生成AIを使用したこと自体がSEO上の問題になるわけではありません。
重要なのは、AIを使ったかどうかではなく、制作されたコンテンツが正確で、独自の価値を持ち、読者の役に立つかどうかです。
SEO会社を選ぶときは「一次情報をどう引き出すか」まで確認する
今後、コンテンツSEOを依頼する際には、制作本数や記事単価だけでなく、一次情報をどのように収集するのかも確認したいところです。
例えば、次のような方法があります。
- 社内の専門家や営業担当者へのヒアリング
- 顧客の導入事例や活用事例の取材
- 独自に保有しているデータの分析
- 商品・サービスの実際の利用経験の反映
- 専門家による内容確認や監修
ただし、一次情報があるだけでAI検索に引用されることが保証されるわけではありません。
GEOやLLMOと呼ばれるAI検索への最適化でも、通常のSEOの基礎は引き続き重要です。
Googleは、AI OverviewsやAI Modeに表示されるためだけの特別な構造化データや追加の技術要件は必要ないと説明しています。まずはクロール・インデックスの基本、ユーザーにとって有益なコンテンツ、適切な内部リンクなどを整えることが前提になります。
SEO会社にGEOやLLMOの支援を依頼する場合は、単に「AI検索にも対応しています」という説明だけでなく、何を計測し、どのような改善を行い、事業成果への貢献をどう評価するのかを確認しましょう。
AI検索の普及によって、コンテンツ制作の方法は変わっていきます。
しかし、読者が知りたいことに対して、信頼できる情報と独自の知見を提供するという本質は変わりません。
株式会社ピクシスのSEOコンサルティング

株式会社ピクシスは、SEOを単に検索順位やアクセスを増やす施策としてではなく、事業の課題を解決するための手段として考えています。
特に重視しているのは、検索から問い合わせ・商談につながる仕組みを作ることです。
SEO記事を制作する場合も、検索ボリュームの大きさだけでキーワードを選ぶのではなく、どのような顧客が検索し、どのような課題を解決しようとしているのかを考えます。
また、企業が保有する独自の情報をコンテンツに反映することで、一般的な情報の整理にとどまらない記事制作を目指しています。
事業課題から逆算してSEOの役割を設計
ピクシスでは、SEO施策を検討する前に、事業上の課題や目的を整理することを重視しています。
例えば、BtoB企業であれば、問い合わせ数だけでなく、商談につながりやすい顧客の特徴や、どのような検索ニーズに対応するべきかを確認します。
そのうえで、SEOで狙うべきキーワードや、必要なコンテンツ、サイト改善の方針を検討します。
検索順位の改善を目的化せず、事業成果から逆算してSEOの役割を考える方針です。
検索結果の焼き直しではなく、社内の一次情報をコンテンツ化
ピクシスのSEO/GEO記事制作では、企業が保有する実績、事例、専門知識、営業資料などを活用しています。
必要に応じて社内の専門家や担当者へのヒアリングを行い、検索結果を調べるだけでは得られない情報を収集します。
また、顧客企業の情報をAIが参照するRAGという仕組みを活用し、生成AIによる下書きと専門人材による編集を組み合わせています。
AIを活用して制作を効率化する一方、事実確認や構成、文章の品質については人が確認する体制を採用しています。
SEO指標だけでなく問い合わせ・売上まで見る
ピクシスでは、検索順位や自然検索流入に加え、問い合わせや商談など、事業成果につながる指標の可視化を重視しています。
GA4とGoogle Search Consoleを組み合わせ、SEO経由の流入やCVの変化を確認できる仕組みを提供しています。
記事を公開して終わりにするのではなく、公開後のデータをもとにリライトや次のキーワード選定を行う方針です。
ただし、検索からの流入が売上にどの程度貢献しているかは、企業の営業プロセスや計測環境によって把握できる範囲が異なります。
そのため、計測できる指標とできない指標を整理しながら、事業成果との関係を評価することが必要です。
SEOが最適解でなければ、SEO以外の選択肢も含めて考える
SEOは、多くの企業にとって有効な集客手段になり得ます。
しかし、事業の課題によっては、SEOよりもWebサイトの改善や広告運用などを優先した方がよい場合もあります。
ピクシスでは、Webサイト制作・改善、SEO/GEO記事制作、広告運用などを提供しており、事業上の目的に応じて施策を検討できる体制を持っています。
自社の状況を整理したうえで、SEOがどの程度の役割を担うべきなのか、どのような施策が必要なのかを相談したい企業は、一度お問い合わせください。
ピクシスでは、事業の課題やWebサイトの状況を踏まえ、SEOを含めた施策の方向性をご相談できます。
株式会社ピクシスにSEO・Web集客について相談する↓
株式会社ピクシスのSEOノウハウについて資料をダウンロードしたい方はこちら↓
東京のSEOコンサル会社についてよくある質問
最後に、SEOコンサル会社への依頼を検討する際によくある疑問に回答します。
SEOコンサル会社の費用はいくらですか?
SEOコンサルティングの費用は、支援範囲やサイト規模によって大きく異なります。
月額10万円台から依頼できるプランもあれば、月額50万円以上の総合支援、大規模サイト向けの高額なコンサルティングもあります。
料金を比較する際には、戦略設計、記事制作、サイト改修、効果測定など、どの業務が含まれているかを確認してください。
SEOは成果が出るまで何か月かかりますか?
SEOの成果が表れるまでの期間は、サイトの状態や競合環境、施策内容によって異なります。
既存ページの改善が比較的短期間で成果につながる場合もありますが、新規サイトの立ち上げや競争の激しいキーワードへの対策では、6か月から1年以上の期間を想定することもあります。
「必ず3か月で成果が出る」といった説明ではなく、自社の状況に応じた見通しと、その前提条件を確認しましょう。
SEO会社は東京の会社を選ぶ必要がありますか?
必ずしも東京の会社を選ぶ必要はありません。
SEOコンサルティングはオンラインで進められる業務も多く、地域よりも専門性や担当者との相性を優先することが重要です。
一方、対面での打ち合わせや、社内の複数部門を交えたワークショップなどを頻繁に実施したい場合は、近隣に拠点があることがメリットになるでしょう。
大手SEO会社と中小SEO会社はどちらがおすすめですか?
会社の規模だけで、どちらが優れているとは判断できません。
大手のSEO会社には、多様な専門人材や組織的な支援体制を確保しやすいという特徴があります。
一方、中小規模の会社では、経験豊富なコンサルタントが直接担当する場合や、意思決定が迅速に進む場合もあります。
重要なのは、会社規模ではなく、自社の課題に対応できる担当者と支援体制があるかどうかです。
SEOは自社だけでもできますか?
SEOは自社だけでも取り組めます。
実際に、社内でキーワード調査、記事制作、サイト改善、効果測定などを行っている企業もあります。
ただし、サイト構造が複雑な場合や、SEOの専門人材がいない場合は、外部の知見を活用することが有効です。
すべてを外注するのではなく、戦略設計や専門的な技術診断だけを外部に依頼する方法もあります。
SEOコンサル会社は記事制作まで対応してくれますか?
SEO会社によって異なります。
記事の企画・構成・執筆・編集・公開まで対応する会社もあれば、戦略設計や改善提案のみを行う会社もあります。
記事制作に対応していても、料金に含まれているか、別途費用が発生するかは確認が必要です。
また、専門性の高い記事を制作する場合は、社内ヒアリングや専門家監修の対応範囲も確認しましょう。
SEO会社を変更すると検索順位に悪影響はありますか?
SEO会社を変更すること自体が、検索順位を下げる要因になるわけではありません。
ただし、会社の変更に伴ってサイト構造やURL、コンテンツなどを大幅に変更する場合は、適切な対応が必要です。
また、これまでの分析結果や改善履歴、Search Console・GA4のデータ、施策の進捗などを引き継がなければ、改善活動が停滞する可能性があります。
SEO会社を変更する際は、引き継ぐべき情報と実施中の施策を整理しておきましょう。
SEO会社にすべて任せても成果は出ますか?
SEO会社に実務を任せることは可能ですが、成果を出すためには発注企業の協力も必要です。
特に、商品や顧客に関する情報の共有、コンテンツの確認、サイト改修の意思決定などは、発注企業が関わるべき領域です。
SEOの専門性と、自社の事業に関する専門性を組み合わせることが、適切な施策の実行につながります。
SEOとGEO・LLMOは同じ会社に依頼した方がよいですか?
必ずしも同じ会社に依頼する必要はありませんが、SEOとGEO・LLMOを一体的に考えることにはメリットがあります。
検索エンジンで適切に評価されるサイト構造や、信頼性の高いコンテンツなど、共通する要素があるためです。
ただし、AI検索への対応には、従来のSEOとは異なる計測や分析が必要になる場合もあります。
同じ会社に依頼するかどうかより、SEOとAI検索の役割を整理し、施策の根拠や成果指標を説明できる会社を選ぶことが重要です。
まとめ|SEO会社は「会社名」ではなく「実際の支援」を見て選ぶ

東京には、多くのSEOコンサル会社があります。
大規模サイトのテクニカルSEOを得意とする会社、コンテンツ制作や内製化に強い会社、データ分析を活用した戦略設計を得意とする会社、SEOを事業成長につなげるための支援を行う会社など、その特徴はさまざまです。
だからこそ、SEO会社選びに一つの正解はありません。
知名度が高い会社や、支援実績が多い会社が、必ずしも自社に最適とは限らないのです。
SEO会社を比較する際には、次の点を確認してください。
- 誰が担当するのか。 実際に自社を支援するコンサルタントの経験と判断力を確認する。
- 自社に近い課題を解決した経験があるか。 業界名や実績数だけでなく、サイトの種類や具体的な改善内容を見る。
- 施策ではなく戦略を説明できるか。 なぜ今その施策が必要なのか、優先順位に根拠があるかを確かめる。
- 十分な時間と体制を確保できるか。 分析、記事制作、サイト改修、効果検証を誰が担当するのか確認する。
- SEOだけでなく事業課題を見ているか。 検索順位やアクセス数ではなく、その先の事業成果まで考えているかを見る。
そして、SEO会社を選ぶ前に、自社がSEOによって何を実現したいのかを整理しておくことも大切です。
問い合わせを増やしたいのか。商談の質を改善したいのか。ECサイトの売上を伸ばしたいのか。それとも、社内にSEOのノウハウを蓄積したいのか。
目的が変われば、選ぶべき会社も変わります。
SEO会社の実力を判断するために、専門用語をすべて理解する必要はありません。
自社の課題に耳を傾け、提案の理由を分かりやすく説明し、実行と検証を通じて改善を続けてくれるか。
その姿勢を確かめることが、納得できる会社選びにつながります。
SEO会社は、SEO施策を提供してもらうためだけに選ぶものではありません。自社の本質的な課題を理解し、解決に向けて一緒に考え、動いてくれるパートナーを選ぶことが大切です。
